地元八王子の小比企町で、無農薬・減農薬栽培を続けている鈴木農園さん。
鈴木俊雄さんは毎月、畑の状況や生産農家の現状などを農園だよりで教えてくださいます。
今回は、鈴木さんから届いた直近の農園だよりをご紹介します。
鈴木さんの農園だより
9月は適度に降雨もあり、日照もありましたので、畑の野菜達も順調に生育しています。この時期の雨が大粒ですと発芽したての植物や幼苗にとっては、たたき付けられて致命傷になります。この意味からも防虫ネット被覆は重要です。これによって大粒の雨はやさしい霧雨になります。
以前にも紹介しましたが、農業センターの協力を得て確立した、ポリエチレンマルチを張って、地中温度を上げ雑草種子を死滅する除草対策は、私の地区では殆んどの農家が採用する技術となりました。被覆下が60-70℃になると雑草種子だけでなく病原菌も殺菌するので、この畑に播種した野菜類は極めて順調に成育し、雑草は殆んど発芽しません。この技術、農業新聞に全国版一面に大きく掲載され、嬉しかった事を覚えています。
これからは素材が石油系ポリエチレンから、トウモロコシやじゃが芋の澱粉を利用した、生分解マルチに代わっていくと思います。世界的に社会全体がCO2削減生活に入ってきた様ですが、農家も環境保全型農業に積極的に舵を切る事をせまられます。今まで石油を自分達の時代だけで使い切ってしまうという物質文明への豊かさへの指摘やゴミ問題程度しか認識がありませんでしたが、ついには気候まで左右する問題へと広がり、人間自らの人命にまで影響し始めた事は驚きです。
2021年10~11月の出荷予定表
10月から11月で地球の木や生活舎(宅配)に入荷予定の鈴木さんの野菜です。10月2週時点では、ナス、ピーマン、ごぼう、小松菜、ねぎ、キャベツが店頭に並んでいます。鈴木さんの美味しい野菜、里芋や白菜の登場を心待ちにしてくださっているお客様も多数!ぜひご堪能ください!!
なす | 減農薬 | ねぎ | 減農薬 |
ピーマン | 減農薬 | 大根(遅) | 減農薬 |
生姜 | 減農薬 | キャベツ | 減農薬 |
里芋 | 無農薬 | 人参 | 減農薬 |
ごぼう | 無農薬 | 白菜 | 減農薬 |
葉物 | 無農薬 | ブロッコリー | 減農薬 |
【無農薬】化学農薬、天然の病害虫防除資材のいずれも不使用。
【減農薬】農薬を減らし栽培
以上、いずれも化学肥料は基本的に使用しない。