今年もりんごの収穫シーズンが始まりました。生活舎(宅配)と地球の木でも、今さん(青森県)と原さん(長野県)の農園で収穫された早生品種のりんごを販売中です。
今回は、今ファミリーファームのりんご恋空とともに届いた、今さんからのメッセージをご紹介します。
りんご「恋空」
今年もりんごをお届けする季節となりました。今ファミリーファームのトップバッターは「恋空」です。可愛らしい名前なので覚えてください。
今年のりんごは、少量です。梨もさくらんぼも不作です。何しろ、人手不足の今ファミリーファーム、一番摘果をやえ子さんがして、仕上げ摘果と袋かけを私一人でできるほどの少なさです。去年は期待以上になってくれたので、少し休んでもいいかなと思っています。
今年の天候は雨不足と猛暑に作物も人もまいりました。水分の蒸発を防ぐため、草は極力刈らず、伸ばしました。下枝が隠れるのではと心配しましたが、そこまでは至らず収穫直前に刈りました。連日30℃を越える暑さが続き、日焼けも多く発生しました。例年より熟度が進んでいたにもかかわらず、いつものように袋はぎに行ったら、三分の一落ちていました。加えて、収穫直前の雨で一気に軟化が進み、半分はだめになりました。農業は、毎年、毎年違うこととは分かっていても、今年の「恋空」は骨身にしみました。せっかく成ってくれたりんごに申し訳ないことをしてしまいました。
今年の恋空は完熟しています。黒っぽい色ほど熟しています。そちらから順次召し上がってください。軟化には温度差が難敵です。クールでお届けいたします。保存は冷蔵庫でお願いいたします。
「恋空」は、青森県で品種改良された比較的新しい品種で、黒星病に強いあかね系統なので、黒星病に強いりんごです。極早生のわりにしっかりと甘みと酸味あり、バランスがとれ、果汁も多いりんごです。軟らかくなりやすいので、早めに召し上がってください。商標名の恋空は2007年に公開された、今井夏木監督の映画「恋空」にちなんでいるそうです。
一週間ほど遅れてシナノレッドが穫れます。つがるを親に持っているので、黒星病には弱いです。恋空に比べやや酸味があり、香り、口当たりのよいりんごです。りんごは品種によっておいしく食べられる期間が違います。晩成種に比べ、早生種は長期貯蔵には向きません。夏の暑さも品質低下を早めてしまいます。だからこそ、今しか味わえない味をお楽しみください。夏のりんごは、よーく冷やして早めに召し上がってください。
今ファミリーファーム
先週、地球の木のInstagramでこの無農薬・無化学肥料栽培のりんご「恋空」のご紹介をしましたところ、地球の木のお客様と生活舎の宅配会員様から大変ご好評をいただき、恋空は販売終了となりました。まもなく、今さんからのメッセージに記載の「シナノレッド」が届く予定となっていますので、こちらも届き次第InstagramやFacebookでお知らせします。
お楽しみに!